最近のスリランカでは女性ドライバーを見かける頻度も増えてきました。子供の学校への送り迎えを母親がする事も珍しくはなくなってきているようです。
週末には、Lマーク(初心者マーク)をつけて練習中の車を見かけることも多いです。
スリランカでの運転は難しい?
車線をまたいで縦横無尽に走り回るトゥクトゥクがたくさんいてスリランカでの車の運転は難しそう。
しかし、あちこちで警察官が取り締まりをしているからという理由もありますが、現地のドライバーは赤信号ではきっちり停まるし、そもそも面倒な事故には遭いたくないので気を付けて運転している人が多いです。
特にコロンボ市内は、いつも混んでいてスピードはあまり出せません。きちんと流れに乗っていれば思ったよりも楽に運転できます。
接触事故等はあっても、大事故が発生することはまれです。ただし飛び出してくる歩行者には要注意です。
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スリランカで運転するためには
日本人がスリランカで運転するためには下記二つの方法があります。
①日本で国際免許を取得する
ジュネーブ条約に加盟している国であれば、一般的に日本の免許証と国際免許証を両方携帯していれば当該国で運転できます。
ところがスリランカでちょっと違うのは、日本で国際免許証を取得しているだけでは運転はできません。
国際免許を、コロンボ郊外マウントラビニア近くのウェラヘラ (Werahera) にあるスリランカ陸運局 (Department of Motor Traffic、日本でいう運転免許試験場) に持ち込んで、テンポラリーライセンス (Temporary License) を発行してもらう必要があります。
②日本の免許証をスリランカの免許証に書き換える
在留ビザを取得していれば、スリランカ運輸局にて日本の免許をスリランカの免許に書き換えることができます。(書き換えるとはいえ日本の免許は返却されるので両方の免許を所有できます。)
注意するのはビザの期限が6か月以上必要であること。6か月を切っている場合は、上記国際免許と同じく1か月のテンポラリーライセンスのみしか申請できないので要注意です。
以下にその手続きに関して記載します。
スリランカ免許証取得の手続き
まずは、在スリランカ日本大使館に行って日本の免許証を翻訳してもらいます。(アポは不要。申請して翌日以降受取。費用2,360ルピー)
その後、Werahera のスリランカ陸運局で手続きをおこないます。
陸運局に持参するものは
- 日本の免許証
- 大使館発行の免許証の翻訳
- パスポート
手続きの際にメディカルチェックを受けるのですが、あらかじめ最寄りのクリニックで健康診断書を書いてもらうと、そのプロセスはスキップできるようです。
発行までの期間と料金は?
陸運局は人でごった返しています。試験を受けに行くわけではありませんが、同じ行列に並んで順番に指示される窓口に行って手続きする必要があります。
一般的には免許証の発行までに2週間ほどかかります。ただし500ルピーの追加手数料を払ってワンデイサービスを選択すると、数時間後に受け取ることができます。
外部サイト:免許関連手続の料金
上記表中の “Issuance of a new driving license for a foreign national: 15,000ルピー” と、”Additional charges for the one day service: 500ルピー” が該当します。
ワンデイサービスを選んだとしても、朝から行って午後までかかると考えておいたほうがいいです。しかも陸運局周辺は何もないところなので、時間をつぶすのは大変。
免許証の有効期限
かつてはスリランカの免許は有効期限がありませんでした。つまり永久に有効でした。。
しかし現在は普通乗用車の免許で8年ごとの更新となります。
免許証にはパスポート番号も印刷され、写真入りでもちろんIDとしても通用するので、車を運転する以外にも取得のメリットはあると思います。