コロンボは15区に分けられています。CBDである1区から15区まで反時計回りに並んでいます。
東京のような行政的な区割りではなく郵便業務に紐づく地域的な区分けです。郵便番号も、1区が00100、2区が00200、・・・、15区が01500と割り振られています。
ただ暮らしてみるとわかりますが、実際は郵便番号はほとんど使われていません。郵便物に書いてあるのは郵便番号の代わりに、”Colombo 02” のようにColomboの後に区の番号を付けたものです。その際に一桁でもあえて”02”とするのが習慣のようです。
コロンボ15区(地図はクリックで拡大)
Colombo 01 = Fort
Colombo 02 = Slave Island
Colombo 03 = Kollupitiya
Colombo 04 = Bambalapitiya
Colombo 05 = Havelock Town
Colombo 06 = Wellawatta, Pamankada, Kirulapana South
Colombo 07 = Cinnamon Gardens
Colombo 08 = Borella
Colombo 09 = Dematagoda
Colombo 10 = Maradana, Panchikawatte
Colombo 11 = Pettah
Colombo 12 = Hultsdorf
Colombo 13 = Kotahena and Kochchikade
Colombo 14 = Grandpass, Madampitiya
Colombo 15 = Mutwal, Modera and Mattakkuliya
空港タクシーに乗るときも使える
コロンボ空港で空港タクシーをオーダーする際も料金がこの区分けごとになっています。「シナモンレッド、コロンボセブン。」のような言い方をすると手続きがスムーズに進みます。ホテル名のシナモンレッドとシナモンレイク(コロンボ02)の発音があいまいになりがちなので間違いも防げます。
それぞれの区の特徴は?
15区の中で観光客も訪れるようないわゆる中心部は、01, 02, 03, 04, 05, 07, 11のあたりです。
◇Colombo 01: フォート
かつての病院の建物をコマーシャル施設に改造した”ダッチホスピタル”にはおしゃれなレストランやカフェが入居し観光客にも人気の場所です。(レストランのクオリティは高いですが、他の地域に比べて料金も高めです。)
◇Colombo 02: スレイブアイランド
シナモンレイクサイドホテルやヒルトンレジデンスはこの地区。大通りのユニオンプレイスから脇道に入ったパークストリートには、イタリアン、フレンチ、日本食、バー、カフェなどが集まった場所があり、ナイトライフを満たしてくれます。またその近くにはアルピコという大型スーパーもあり生活にも便利な地域です。
◇Colombo 03: コルピティヤ
コルピティヤ駅の近くにはウェットマーケットやリバティープラザというショッピングモールがあって多くの人でにぎわいます。ウェットマーケットには韓国系・中国系の店も入っていて、そこで日本のコメや調味料なども売られています。
◇Colombo 04: バンバラピティヤ
お土産にも人気のベアフットはゴールロード沿い。マジェスティックシティーは比較的歴史も長い大規模なショッピングモールで、携帯電話、服、靴、食料品、フードコートなど何でもそろいます。KFCやシネマコンプレックスもあってローカルの若者にも人気のモールです。
◇Colombo 05: ハブロックタウン
急速に開発が進んでいる地域です。ハブロックタウンという日本人も多く住む大規模なコンドミニアムが増築中のほか、いくつもの高層コンドミニアムが建設中です。
ハブロックロード(厳密にはスリサンブッダトゥワ・ジャヤンティ・マワサ)沿いにはいくつかの庶民的な中華レストランのほか韓国レストランもあります。
◇Colombo 07: シナモンガーデンズ
初代首相D.S.セーナナーヤカ※の像がある独立広場、国際会議場、コロンボ大学のキャンパスなどが点在しています。またワードプレイスやホートンプレイス沿いには各国の大使館が並んでおり落ち着いた街並みとなっています。
※有名なジャヤワルダナ蔵相(当時)のサンフランシスコ講和会議での演説の方針を決定したのが、セーナナーヤカ首相です。
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◇Colombo 11: ペター
昔ながらの商店が並ぶ中にあって、運河沿いに作られたフローティングマーケットは小ぎれいでおしゃれなイメージです。ただし開発されたときに期待されたような賑わいはなくいくつかの店は閉店している模様。
※この記事は別サイトに寄稿したものを編集して再掲載しています。