スリランカライフ

スリランカでの交通違反と反則金の支払い

交通違反はしてはいけませんが、運転していると「ついついやっちゃった!」というケースも発生すると思います。

 

違反をするとその場で免許取り上げ

路上取り締まりで、信号無視、スピード違反などで検挙されるとその場で警察官に免許証を取り上げられてしまいます。

関連記事:スリランカの運転免許証を取得する

本来は二人の目撃が必要なので、一人の警官だけなら異議を唱えると放免されることもあります。ドライブレコーダーを使っていれば助けになることもあります。

 

郷には従わない

スリランカ人が袖の下を渡して見逃してもらったシーンを目撃したことがありますが、郷に入っては郷に従えとばかりにこれをやると逆効果になる場合もあるようです。

免許証の代わりはわら半紙

免許を取られてしまう場合は、その間の免許証の代わりとしてわら半紙を渡され、それにシンハラ語の手書きで、反則内容と裁判の日付が書かれます。

予定された日に、裁判所にその警官が現れなければ反則は取り消されます。しかし普通はその日まで待てないし、裁判所に行くのはもっと面倒なので、反則金を払ってすませてしまいます。

 

反則金の支払いは郵便局へ

反則金は郵便局でのみ支払えます。その領収書を持って指定の警察署へ行き、届いているはずの免許証を受け取ります。

高速道路でのスピード違反だと料金所で警察が待機しており、そこで免許を取られてしまいます。

それが旅行先の場合、自宅からその地域の警察署まで再度免許を受け取りに行くのはたいへんなため、最寄りの郵便局で反則金を支払ってから料金所に戻ります。

田舎町の郵便局は、昼休みで誰もいないこともあるので困ってしまうこともあります。。。

 

反則金の金額

2016年末の国会で反則金の値上げが議論されました。交通事故を減らすという名目です。

提案内容は以下の通り。

無免許運転:
2,500ルピー ⇒ 25,000ルピー

左側からの追い越し:
500ルピー ⇒ 25,000ルピー

保険なしでの運転:
500ルピー ⇒ 25,000ルピー

スピード違反:
1,000ルピー ⇒ 25,000ルピー

無免許の人に運転させる:
3,000ルピー ⇒ 25,000ルピー

酒気帯び運転:
新たに規定 ⇒ 25,000ルピー

踏切以外での線路横断
新たに規定 ⇒ 25,000ルピー

しかし、特に左からの追い抜きとスピード違反に関しては、バス業界からクレームがついてストライキに発展。結果として、全ての変更は棚上げになっています。

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