先日スリランカから日本に戻る際に、持ち帰る荷物が大量に増えてしまいました。
段ボールに詰めようかとも思いましたが、数量も増えるし空港まで持って行くのも大変。そこで、
「もう一つスーツケースを買ってしまおう!」
使うのは一度だけ?
スリランカ人にどこで買うのがいいか相談すると、
「使うのは一度だけですか?
それともずっと使いたいですか?」
質問が独特ではありますが、普段使いのスーツケースは持っているから、壊れるリスクはあっても安いので充分と答えると、
「安いものならフォート駅のあたりで4,000-5,000ルピーで手に入ります。」
さっそく調達にいく!
トゥクトゥクを走らせてフォート駅に向かいました。
その近辺には小さな店がぎっしり並びます。
冷やかしに来たことは何度もありますが、実際にここで買い物するのは初めて。
いかにも安かろう悪かろうの品揃えです。
Tシャツ屋から声をかけられますが、奥に見えるカバンが並んだ店に直行。
価格交渉
手頃な大きさのがあったので価格を聞くと5,000ルピー(約3,500円)。
忙しくて時間もないので即決しようと思いましたが『郷に入っては郷に従え』で、とりあえず3,000ルピーに値切ってみる。
スリランカ人店主はう~んと腕組みした後、
「間を取って4,000ルピーでどうだ!」
ときたので、
「4,000ルピーなら別の店を探してみる」
と立ち去るそぶりを見せてみる。
店主は慌てて、
「今日は特別、3,500ルピーでどうだ?」
ちょっとやり取りが楽しくなってきたので
「3,500払うとホテルまで帰れないんだけど」
と言ってみる。
するとものすごく困った表情を浮かべながら
「3,000だと全く利益がないから、せめて3,300ルピーで。」
(約2,300円)
利益が出ないこともないんでしょうが、なかなか真に迫ったいい表情なので、このあたりで妥協。
目的は果たせそう
容量的には十分。
普段使いのスーツケースがおそらく80リットルぐらいですが、それよりもちょっと大き目な感じです。
機能的には車輪に軽快さがない感じ。まあ仕方ないか。
詰めるべき荷物はすっきり詰めて、日本への帰途につきました。
フレームは軟弱プラスチック
経由便で羽田に着いて、荷物も無事に到着。
ただ運搬途中なんとなくカバンがへたってしまったような感覚がありました。
家に戻ってよく調べてみたところ、角のひとつがひしゃげています。
そもそもスーツケース周りの大事なフレームが”うす~い”プラスチックでできていて、角からガンと着地すると簡単に割れてしまうようです。
さらによく調べると側面のクッション4つのうちの2つが脱落。
極限以上にコストを削って見てくれだけを整えると、こういう商品になるんでしょうね。恐るべしメイド・イン・スリランカ(?)
たった一度キリの使い捨てスーツケースになってしまいました。
でも当初から想定しただけに反省も後悔もありません。分かっていて買う分にはこれもアリかな?!