現金の持ち出し制限。旅行時はどうする?


スリランカからの現金の持ち出しは5,000ルピーまでという制限があります。

そもそもスリランカ以外でスリランカルピーを両替できる国はないので持ち出し制限そのものは問題ありません。困るのはスリランカからシンガポールやタイなどの近隣諸国に旅行する時に、ルピーからの両替額に制限が付いてしまうことです。

 

ちなみにスリランカへの持ち込みも5,000ルピーまで。他の通貨は15,000ドル相当まで持ち込み可能。

 

空港で両替拒否

バンダラナイケ国際空港の中にある両替所にスリランカルピーを持ち込んで、例えばタイバーツに替えてほしいと言っても、通貨の用意がない場合も多いです。

あったとしても10,000ルピーまでというように金額が制限されてしまい、ルピーしかもっていない場合これからどうやって旅行しようかと途方に暮れてしまいます。

USドルに変える場合は比較的制限が緩いですが、それでも金額の制限はあります。(特にBank of Ceylonなどの銀行は厳しい。トーマスクックなどの業者は比較的緩い)この場合はUSドルを持って旅行先に行き、そこでドルを現地通貨に替えます。為替手数料的には損してしまいます。

 

円を両替したときのレシートは保存する

金額制限をかいくぐる手として、スリランカに入国するときに持ち込んだ現金分は両替できるルールを利用します。

日本円をルピーに両替したときのレシートがあれば、その金額分は(手持ちがあれば)両替してくれるようです。

そのため円をたくさん両替した時のレシートは捨てずに大事に保存することをお勧めします。

 

あらかじめ両替する

別の方法として、空港に行く前にあらかじめ両替屋で両替しておきます。ペターにいくつかある両替屋に行くと、ほとんど制限なく両替してくれる場合が多いようです。

また、スリランカ国内の銀行口座があればパスポートと航空券を見せることで旅行用の外貨を手に入れることが可能です。

 

裏技

最後に裏技。カジノで勝ったチップはルピーだけでなくUSドルに換金することができます。

まずはテーブルでルピーをチップに替えて、それをキャッシャーに持ち込みドルに替える。さすがに1度もプレイせずにテーブルを離れると不自然極まりないのでしばらくはプレイする必要があります。つまり増やす楽しみ(と減らすリスク)もある!

※チップを換金するためにはメンバーになる必要があります。

 

こういう制限があることを考慮すると、スリランカ国内で働く場合、選択できるのであればスリランカルピー建ての給与ではなく、ドル建ての給与にする方が無難です。

ちなみに、事業で得た大量のルピーを日本に送金する方法もないわけではありません。ここには書きませんが、機会があれば。