コロンボのカジノは庶民的

現在コロンボには3か所のカジノがあります。

  • バリーズ (Bally’s)
  • べラジオ (Bellagio)
  • マリーナ (Marina)

なぜかラスベガスにある大手のカジノと同じ名前ですが、ラスベガスとは資本は異なります。

3店舗間でルールが微妙に異なります。例えばブラックジャックだと、ベラジオは手札が9,10,11のときのみダブルダウンできますが、バリーズでは制約がない、など。

かつてはコロンボ市内にもっとたくさん存在したカジノですが、政権によって開放されたり規制されたりということを繰り返して、今の3店体制になっています。ちなみに現シリセナ政権はカジノは規制の方向と伝えられています。

 

入場チェックはゆるゆる

ラスベガス以外の各地のカジノでは、入場時に外国人であればパスポートの提示を要求されるのが通常ですが、コロンボのカジノではそういうことはありません。自由に出入りできます。

服装も表向きにはショーツは禁止ですが、目安としては膝が隠れるかどうかが判断基準のようで、ちょっとズボンをずり下げて無事に通過というケースもよくあります。Tシャツやサンダルもこれまでお咎めを受けたことはありません。庶民的で敷居が低いのが特徴です。

 

客層や賭け金は?

客層はスリランカ人、インド人、中国人あたりが多いようです。それに加えて中東や東南アジア。コロンボの開発に伴って多くの中国人がスリランカに入っていますが、カジノでも存在感を示しています。

ゲームの種類はバカラ、ポーカー、ブラックジャック、ルーレットなど。ラスベガスとは異なりスロットマシーンはあまりありません。その中でもバカラが人気でテーブルの数もかなりの割合を占めています。10万ルピー単位の大金をかけて一喜一憂する中国人の姿を毎夜のように目にします。

ただ一般的にカードゲームだとミニマムベットは1000ルピー(約700円)。500ルピーのテーブルもいくつかあります。ラスベガスだと20〜30ドルが多いことに比べるとずっと気軽に遊べます。

 

メンバー登録の仕方

プレイする際にメンバーになるのが必須ということはありませんが、メンバーでないとチップを換金できません。

またメンバーになると、随時開催されるラッキードローに参加できたり、遊んだ後に車で送迎してくれたりという特典があります。

バリーズでは入口の受付で「会員になりたい」と告げると、その場で写真を撮って会員証を作ってくれます。所要時間15分ほど。特に身分証明書も必要ありません。

ベラジオではある程度の額を使う(チップに変える)ことが会員になる条件。テーブルで3万ルピーぐらい使ったところで、「会員になりたい。」と告げると係がやってきて手続きをしてくれます。

どちらも簡単な手続きなので、しばらくコロンボに滞在するのなら作っておいてもよいのでは。

 

食事

どこかのサイトで紹介されているらしく、「カジノに行くとご飯食べられるんですよね?」と聞かれることがあります。

確かにそこそこの種類のビュッフェが準備されていてカジノの利用者は自由に食べられますが、席も少なめで雑然としているしそのエリアでは酒も出ないので、食事が主目的なら全然おすすめしません。コロンボ市内には美味しいレストランはたくさんあります。

カジノでさんざん遊んだ後に小腹が空いたと、ちょっとだけ食べて帰宅するというパターンが多いです。