スリランカに限った話ではありませんが、日本から新興国へ海外送金する際の規制が2018年から急に強まっているようです。
海外送金がマネーロンダリング(資金洗浄、マネロン)に関連するケースがあり、そのための規制強化だとか。
マネーロンダリングとは?
マネーロンダリングとは脱税、盗難、詐欺、違法ビジネスなどで得た本来は表に出せない資金を迂回させて、正当な手段で得た資金に偽装することです。
請求書を水増ししたりカジノでの勝ちを装ったりといろいろな方法がありますが、海外送金を絡めて追跡が及びにくくするケースが多いようです。
日本はマネロンの温床だった
日本では最近まで保険証など顔写真無しの身分証明証だけで銀行口座を作ることができました。
またハンコ文化のため、本人のサインを登録することもありませんでした。(最近では銀行によってはサイン登録をしています。)
持ち主不詳、追跡不能の口座を使ってマネーロンダリングがおこなわれるため、日本は対策が緩い国のひとつなんだそうです。
チェックが厳しくなった
そういう背景で日本の銀行でも現在はメガバンクを中心にマネーロンダリング対策が強化されています。
海外送金の手続の際には、資金の出どころや現地での資金使途を聞かれ、マイナンバーの申告も求められます。
物品や不動産の購入では証明のために契約書等の提示を求められます。
投資用の送金なら門前払いされることもあるようです。
とばっちり
必要性はわかりますが、生活費などを正当に送金しなければいけない場合はとんだとばっちりです。
自分の資金を動かすだけなのに、なんでここまで・・・という感じです。
現時点では地方銀行や信金からの送金であればそれほど厳しくないようですが、そこも徐々に対策強化されていくと思います。
送金するならまだ今のうちに?!
蛇足ですが、『海外送金のお手伝い』的なバイトは悪の片棒を担ぐことになりかねませんので、くれぐれも気をつけて!