コロンボに都市交通システムがやってくる!

インドの主要都市に比べるとましですが、それでもコロンボの朝晩の通勤時間帯にはひどい渋滞が起きます。

それに加えてスリランカではスクールバスというのは一般的ではなく、こどもの通学は親が送り迎えしています。

学校が終わる時間帯にも渋滞が発生し、学校の周りにはたくさんの車やトゥクトゥクが停車している状態が見られます。

 

公共交通機関

現在コロンボの公共交通といえば、バストゥクトゥクです。

安いし便利ではありますが快適とは言えないので車を使う人が多く、渋滞が起きます。

その状況を緩和するために、コロンボでは新たに都市交通システムが計画されています。

 

紆余曲折

2014年に日本のJICAの協力で『都市交通マスタープラン』が提言されています。

その後、具体的な計画を進める段階で、日本の事業者が推すモノレールと、ヨーロッパの事業者が推す路面電車の両者で調整が続いているという話が聞こえていました。

最終的にLight Rail Transit (LRT)に落ち着いたようです。

 

Light Rail Transitとは?

ドイツで生まれて北米でも普及したLight Rail Transit(LRT=軽量軌道交通)は小さめの車両で輸送力が”軽量級な”交通システムです。

地下鉄などに比べると輸送力は小さいですが建設費も安くすみます。

そもそもは路面電車的なものですが、コロンボの場合は道幅の問題なのか、ほとんどの区間で高架上を走らせる計画です。

 

コロンボライトレール

全部で7つの路線が計画されるコロンボライトレール (Colombo Light Rail Transport)

最初の開通が予定されるのはコロンボの東側のマラブという町からコロンボを横断して中央駅のあるフォートに到達します。

この路線には日本の援助が使われています。

また、改札には日本の非接触カード技術が使われる予定です。

 

Colombo Light Rail イメージビデオ

(コロンボライトレールが完成して渋滞が減ると、スリランカ人がよく使う遅刻の言い訳が一つ減ってしまいますね。)

2021年以降の開通が予定されています!