スリランカで一番有名な薬といえば
パナドール (Panadol)
とにかく風邪をひいたかなと思ったら大人も子供もパナドール。ちょっと頭痛がするとか、熱があるかなというときも迷わずパナドールなんだそうです。
そこまで地元の人が勧めるならば、と常備薬としてドラッグストアに買いに行きました。
薬瓶に入ったのが1000ルピーぐらいで売ってるのかと想像していましたが、出されたのは12錠のパッケージ。
先にレジで払って来いというのでレジに行ったところ、
なんと1錠が1.3ルピー (=1円以下)
12錠で15.60ルピー。ありえない低価格です。こんなもの作って製薬会社は儲かるのでしょうか?ひょっとして偽物?という疑念さえ抱いてしまいます。
パナドールはアセトアミノフェンが主成分。日本では同じ主成分の薬がパラセタモールやジキニンという商品名で販売されています。胃にやさしく副作用も少ない解熱鎮痛剤です。特にデング熱に対してはアスピリン系の薬は出血を助長することがあるのでアセトアミノフェン系のパナドールが推奨されるようです。
スリランカのパナドールはかつては今の10倍ぐらいの価格でした。薬局でだれもが買えるのがパナドール。病院にかかると処方されるのがパラセタモールで、パラセタモールの方は以前から安価でした。
だんだんふたつの薬が同じものだという認識が広まって、多くが病院での処方を求めるようになったためパナドールの価格が下がった、という噂があります。
いずれにしろ備えあれば患いなし。でも使う機会がないことを願ってます。