スリランカで獲れる魚介類と言えば、マグロ、イカ、エビなどがありますが、カニもそのひとつ。
インド太平洋の熱帯地帯に生息する『ノコギリガザミ』と総称される種類のカニです。『マッドクラブ(泥蟹)』や『マングローブクラブ』などの別名もありますが、スリランカ近海で獲れるものは『スリランカクラブ』と呼ばれています。
お隣の国シンガポールでは、チリクラブ(チリソース味)やペッパークラブ(胡椒味)と呼ばれる料理が有名ですが、実はそこで使われるカニも『スリランカクラブ』の場合が多いようです。
コロンボで美味しいカニの食べられるお店をご紹介!
ミニストリーオブクラブ
いちばん有名なカニの店。ダッチホスピタルにあって、ほとんどのガイドブックに掲載されています。
名前を直訳すると”カニ庁”。「カニのことなら任せろ!」という意気込みです。
正直言って料金は高いです。がっつり食べて酒を飲むとひとり10,000ルピーに近づきます。
シンガポールでもメジャーなチリクラブとペッパークラブもメニューにありますが、それらは敢えて避けてお勧めはバタークラブ。シンプルな味つけでこれの方がカニの素材の味がいっそう楽しめます。
もちろん複数人で行くならいろんな味付けを試してみるのもいいと思います。
Ministry of Crab
Old Dutch Hospital, Colombo 01
TEL: 011-234-2722
シーフィッシュレストラン
カニがメインのシーフードレストランです。料理もおいしいし、価格的にもミニストリーオブクラブに比べれば安い。
場所がわかりにくいですが、シナモンレイクサイドホテル近くのリーガルシネマ (Regal Cinema) という映画館の脇道のさらに奥の突き当りです。
ミニストリーオブクラブを当日に予約しようとすると、「満席」もしくは「カニが残っていない」といわれることが多いです。しかし、シーフィッシュはダッチホスピタルから遠くなく、当日の予約も空いていることが多いので押さえには最適。
悪いところと言えば、海の中にいるようなイメージを演出しているのかインテリアの照明が青く、これによりなんとなく食欲が減衰します。やっぱり食卓には暖色系が似合います。
Sea Fish Restaurant and Bar
15 Sir Chittampalam A Gardiner Mawatha, Colombo 02
TEL: 011-232-6915
ファットクラブ
コロンボ中心部からは遠いです。バンバラピティヤ駅から南側におよそ350メートルのマリンドライブ沿いにあります。
コロンボフォートエリアからトゥクトゥクだと250-300ルピー程度です。マリンドライブはトゥクトゥクもたくさん走っているので帰りも心配ありません。でもぼったくりドライバーには注意!
料理がおいしいことに加えてテラス席からはインド洋に沈む夕陽や海岸沿いを走る列車が見られて、気分のよいディナーが楽しめます。
料金的にはシーフィッシュと同等で、ひとりおよそ5,000-7,000ルピーほど。
The Fat Crab
53 Haig Road, Colombo 04
TEL: 011-205-5606
旅行でスリランカに来られる場合は、カレーだけでなく贅沢なカニのディナーもぜひお楽しみください!