スリランカからは基本的に持ち出しができないスリランカルピー。
スリランカで働いたり、投資したりして貯めたスリランカルピーはすぐに円に両替して持ち帰るのがいいのか、それともじっくりスリランカで殖やすのがいいのか?
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スリランカルピーの為替トレンド
過去20年間のスリランカルピー対日本円のトレンドは下のようになっています。
2011年から2012年ごろにルピーが思い切り下げた時期がありますが、これは輸出増加をねらって政府がルピー安を容認していた時期です。
その時期を除けばルピーは少しづつコンスタントに下げ続けるトレンドです。
”塵も積もれば山となる”で、直近の10年間を累積で見てみるとルピーは対円で25%強も下がっていることになります。
そう考えるとルピーを保有し続けるのは損なのか?!
銀行金利、複利の効果は絶大
現在のスリランカの銀行の定期預金の金利は12か月で10.5%です。
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仮に100万ルピーを10年間預金するとして、今の金利が10年間続くと仮定すると10年後の元利合計はどうなるでしょう?
答えは、なんと270万ルピー!
複利の効果は絶大です!
為替による目減りは?
ただし、10年保有後のルピーの価値の下落分※を考えておく必要があります。
※もちろん、為替なので逆に上がって得する可能性もあります。
過去のトレンドに照らすと、上に書いたように10年間でルピーは(対円で)25%価値が下がっています。
つまり10年後の270万ルピーは、今の200万ルピーぐらいの価値と想定できる。
それでも200万ルピー!
元金は100万ルピーなので、10年間預けるだけでなんと2倍になるのです。
今がチャンス!
為替リスク、金利リスク、銀行の倒産リスク、紛争リスクなどなど、考えるべきことはあります。
為替や金利は置いといても、その他ひとまとめにしたいわゆる海外リスクについては、実際に暮らしてみると肌感覚でわかります。
やっぱりこの国にはチャンスが転がっていそうです。。。
※本記事は投資を薦めるものではありません。資産運用はご自分の責任において行ってください。