【シンハラ語】実は「アーユボーワン」ってめったに使いません

日本にいた時にスリランカ人と仕事をする機会がありました。

話のネタに簡単な言葉ぐらい覚えておこう! どこの国の人と話すときにも、まずは、「こんにちは」「ありがとう」でしょ、ということでネットで調べました。

「こんにちは」は「アーユボーワン」。”こんにちは” だけでなく、”おはよう”、”こんばんは”、”さようなら”、と様々な場面で使われる、と。便利な言葉です。

そして、「ありがとう」は「ストゥーティー」。ちょっと丁寧にいうと「ボホマ ストゥーティー」となる。ふむふむ。

 

さっそく使ってみる

スリランカ人に対して、元気に「アーユボーワン!」と言ってみました。

するとスリランカ人の反応は、

「・・・・・・あっ!、アーユボーワン」

「シンハラ語勉強した んですね。でも、”アーユボーワン”って今どきはスリランカ航空のキャビンアテンダントぐらいしか使いませんよ。

Ayubowan

「え~!せっかく覚えたのに。じゃあ、シンハラ語で”こんにちは”は何て言うの?」

「ふつうに、”ハロー!”ですね。」

それぐらい英語がポピュラーになっているんだそうです。日本語にも英語が起源のカタカナ言葉がたくさんありますが、シンハラ語にもどんどん英語が入ってきているようです。

 

「なるほどね~。教えてくれて、”ストゥーティー!”(ありがとう)」

「あ~、それも言わないです。」

「みんな、”サンキュー”と言います。」

一生懸命に覚えたのにな。。。

 

実際のところは?

「アーユボーワンって、あまり使わないらしいですね。」

スリランカの大学でシンハラ語を学んだKeikoさんに聞いてみました。

「確かに日本で暮らしているスリランカ人は特に使う機会は少ないでしょうね。

でも、スリランカの学校の授業の始まりは必ず起立して”アーユボーワン”ですし、学年や卒業前の最後の授業の終わりも”アーユボーワン”で終わる先生が多いと思います。ニュース番組でもキャスターの第一声は”アーユボーワン”ですね。

自分で使うことはなくても、耳にする機会は多いですよ。」

 

「”ありがとう”の方は、相手に”心からありがとう!!”という時には、”ボホマ ストゥーティー”。比較的軽い使い方として”サンキュー”が多用されています。」

 

体系的にシンハラ語を学びたいときはコレ!

英語がポピュラーなスリランカ。とはいえスリランカに旅行するにしても暮らすにしても、シンハラ語が使えると楽しみは増えます。

コロンボ市内にはシンハラ語を学べるところがありますが、まずは気楽に自主学習というのもお勧めです。

シンハラ語で特徴的なのが可愛らしいシンハラ文字。この書き順から読み・書きまでしっかりマスターすることができる教材があります!

よみ・かきから始めるシンハラ語

Keikoさんが作られた教材です。

これで、お店の看板や道路標示が読めるようになりますよ!