航空運賃の設定は発券場所の経済状況、物価状況に関係しています。
『東京⇔コロンボ』 の往復運賃は日本発券(東京→コロンボ→東京)とスリランカ発券(コロンボ→東京→コロンボ)ではスリランカ発券の方が一般的に安くなります。
早めにスリランカを起点にする!
駐在予定で居住ビザを取得するまでの間に何度か日本-スリランカ間を往復する場合があります。
私の場合もスリランカに現地法人を立ち上げてから正式にビザがおりるまでは半年以上かかりました。
ETAの期限(30~90日)を考えても何度か入出国を繰り返さなければなりません。
その場合は、東京起点の往復を繰り返して最後に東京からの片道チケットを買うか、一旦片道チケットでスリランカに渡ったあとでスリランカ起点の往復を繰り返すかで、トータルの出費はかなり変わってきます。
スカイスキャナーで2017年1月のスリランカ航空の直行便エコノミークラス運賃を調べてみると
- 東京→コロンボ→東京 約83,000円
- コロンボ→東京→コロンボ 約60,000円
コロンボ起点の方が3割近くも安い!
※運賃は予約のタイミングや搭乗日によって異なります。あくまでも参考です。
同じく2017年1月のキャセイパシフィックのビジネスクラス運賃は、
- 東京→コロンボ→東京 約274,000円
- コロンボ→東京→コロンボ 約137,000円
この場合はコロンボ起点の方がなんと半額!
いずれのケースもスリランカ発券の方が圧倒的にお得です。
帰りのチケットが提示できない!
ただし注意点があって、日本からETA(ビザなし)でスリランカに飛ぶ場合には空港のチェックインカウンターで帰りのチケットの提示を求められます。
ビザを取得予定だと説明すれば搭乗はさせてくれますが、「スリランカ入国時に帰りのチケットがないと入国を拒否される場合があります。」という警告を受けてしまいます。
したがって片道チケットでスリランカに行く場合は、その後のスリランカ起点のチケットまで買っておくのが望ましい。→しかしおそらく日程が決められません。オープンチケットだと高いし。
私がどうしたかというと、いずれ遊びに行くであろう ”コロンボ→シンガポール→コロンボ” のチケットをマイレージで入手しておきました。
コロンボを出国するチケットであれば日本行きだろうがシンガポール行きだろうが関係ありません。
シンガポールに予定通りに遊びに行ける可能性は低いですが、マイレージの特典チケットは予約から1年以内なら回数制限なしに日程変更ができるのです。(JAL/ANAの場合) つまりちょっとずつ日程をずらしていくわけですね。
日本から旅行するときの裏技
実は日本からスリランカに旅行する場合に安くチケットを手に入れる方法もあります。
もともと在留者が家族や知り合いを短期で呼び寄せるための 『呼び寄せ便』 と呼ばれるチケットを使うのです。
スリランカで発券する東京起点の往復チケットです。
コロンボ起点の往復料金に比べると高いですが、日本発券の通常のチケットよりは安くなります。
かつて航空チケットが紙だった時代には、現地に知り合いがいないと呼び寄せ便チケットはなかなか手に入れられませんでした。Eチケットになってからは現地旅行会社にコンタクトすればチケットは手に入れられるはずです。(スリランカでは試していませんので、この部分は推測です。)
(アイキャッチ画像出典) https://www.facebook.com/flysrilankan/