スリランカ、特にコロンボではどこに行ってもたいてい英語が通じます。
そんなスリランカで無理やりにでもシンハラ語を使ってコミュニケーションしたい!
そういう方のための、『カフェで使える初級シンハラ語』です。
実はカフェで使うと英語よりも注文の間違いが減らせます。
紅茶にはデフォルトで砂糖を入れる
かつて労働者が仕事の合間に手軽にとれる栄養源として砂糖入りの紅茶を好んで飲んでいたという歴史があります。
そういう経緯もあってか、スリランカで紅茶を注文すると標準で砂糖が入ってしまいます。
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砂糖なしと言ったのに・・・
「ノーシュガー」と注文したにもかかわらず、結局サーブされるのは砂糖入りということがしばしば。
オーダーをとる人が正しく伝えないのか、作る人が砂糖は入れて当たり前と思っているのか、まったく不明です。
「プレーンティー」と注文してもやっぱり甘い。
それならばと「ブラックティー」と注文したら、「ミルクとシュガーは?」
てっきり「イエス」と答えると別の入れ物でミルクと砂糖が出るかと思いきや、しっかり甘いブラックティー(?)でした。
「ストレートティー」と言ってもおそらく同じでしょう。
シンハラ語で注文してみる
かくなる上はシンハラ語を試す!
”ブラックティー” を表現するシンハラ語は ”カハタ”。
”下さい” という意味の ”デンナ” をつけて、
「カハタ デンナ」
と注文。
これはウェイトレスの受けもいいです。「カハタね♥」。
そして待つこと数分・・・・。
出てきたのは願い通りのブラックティー!でした。シンハラ語効果抜群です。
飲み方のバリエーション
ならば、砂糖とミルクのあり/なしのすべてのバリエーションをシンハラ語で覚えておきましょう!
論理的には以下の4パターン
A. ミルクあり、砂糖あり ⇒キリテー
B. ミルクあり、砂糖なし ⇒キリカハタ
C. ミルクなし、砂糖あり ⇒プレーンティー
D. ミルクなし、砂糖なし ⇒カハタ
キリテーはスリランカで最もポピュラーともいえるお茶の飲み方。キリ=ミルク、テー=お茶(ティー)です。
キリカハタは、キリテーとカハタを合体したような表現。ミルク入りのブラックティー。
プレーンティーって英語じゃ?と突っ込まれそうですが、一般的にシンハラ語の会話で使われます。
プレーン (plain) って”味がついてない”という意味ではないの?と思っていましたが、少なくともスリランカでは違うみたいです。上に紹介したようにプレーンティーと注文して甘い紅茶が出てきたら正解です。
カハタは本来は”渋み”の意味です。この応用編はまた記事にする予定です。
もっと本格的にシンハラ語を学びたいときはコレ!
旅行中にカフェに立ち寄るにしても、少しでもシンハラ語が話せると間違いも防止できるし、現地の人ともっと親しくなれます。
コロンボ市内にはシンハラ語の学校もありますが、まずは気楽に自主学習というのもお勧めです。
シンハラ語で特徴的なのが可愛らしいシンハラ文字。この書き順から読み・書きまでしっかりマスターすることができる教材があります!
この教材で発音も身に付けて、どんどん試してみてください。