日本のサービスレベルは高かった。
スリランカと比較してみるとあらためて感じます。
おそらくほとんどのことは時が解決すると思いますが、スリランカで日常お目にかかる現状を紹介します。
伝票処理
商売関連では、在庫管理や売上管理のシステムが普及しておらず、紙の伝票処理がおこなわれています。
さすがにアルピコなどの大型スーパーではPOSシステムらしきものが使われていて、レジ打ちもバーコードを読み取る仕組みですが、多くの小売店では紙の伝票を使って売上管理をしています。
ちなみに、スーパーではバーコードを使っているにもかかわらず、後でレシートを見ると買っていない商品が書かれていることもあります。
人為ミスなのかシステムがショボいのか??
あふれる書類
会社を設立した際に、紹介されたカンパニーセクレタリーのオフィスに行ったところ、オフィス内の書類の量にびっくり。
まさに書類に囲まれて仕事をしています。
デスクの上にも山のように書類が積まれています。
ここに書類を提出したら紛失してしまうのではないかといいう不安を感じてしまうほど。(そういうことはありませんでしたが)
個人情報と機密保持
ついでにいうと個人情報保護の意識はまだまだ低いです。
日本でこれだけ個人情報保護が叫ばれ始めたのもそれほど昔のことではありません。
しかし前述のカンパニーセクレタリーオフィスでデスクに前のクライアントが提出していったらしき書類が無造作に置いてあって、その場で打ち合わせが始まったりすると、逆に意識して目のやり場に困ってしまいます。
日本人だから甘く見られている?わけでもないと思うのですが。
注文を放置。。。
レストランで注文したものが出てこないということは万国共通で起こり得ます。
これに関してはスリランカが顕著とは感じません。
それよりも、銀行に依頼した事項がやられていないということがあって閉口します。
銀行は”キッチリ”仕事してくれる、という印象なんですけどね。
銀行もこんなもの
仕事柄ちょっと特別な対応をしてもらっているということもあります。
対応方法を事前に責任者と決めて、その責任者に依頼が行く限りは”ほぼ”大丈夫。
ところが不在だったり多忙だったりで、同じ依頼が他のスタッフに行ってしまった場合に問題が起こります。
いつもの作業ではないということで、わかる人に聞いて処理してくれればいいものを、それをしないで放置するケースが極めて多いのです。
実行されていないことに気付いて問い合わせてみると、「書類に不備がある」とか「承認に時間がかかっている」とか。
しかし、「責任者の〇〇さんと合意したとおりにやってる!」と主張すると、すぐに実行されたりします。
そもそも部署内で情報共有しといてよ・・・。
やられて当たり前はない
スリランカでは銀行だからキチンとやってくれるというふうにはまだ考えないほうがいいようです。
もっとも振込金額を間違えるとか、そういう致命的なミスには出会ったことがないのでご安心ください。
何事も基本は人による処理です。最後まで見届ける・・・のが基本のようです。
なんでもかんでもIT化、システム化を進める必要はないと思います。
でも、これからスリランカがどんどん外に対して開けていくと、明らかに必要性は高まるような気がします。
これもまたビジネスチャンス!?